2.ネット集客に向いている業種かどうかを検討する

前回の記事で、
ネットで集客するためには、
どんな仕事を取りたいのかをはっきり決める必要があるとお伝えしました。

考えてみましたか?

  • 建設業
  • 産廃
  • 自動車登録
  • 車庫証明
  • 運送業許可
  • 特殊車両通行許可
  • 農地法許可
  • 法人設立
  • 相続、遺言
  • 離婚分割協議書
  • 交通事故
  • 悪徳商法対策

などなど、行政書士の仕事はいろいろありますよね。
それらの中で、「これをホームページで訴えたい」というのを決めたら、
その専門家だとアピールするページを作っていくのですが、

ちょっと待ってください!

作る前に、もう一つ考えるべきことがあるんです。

ネット集客に向く業種、向かない業種がある

もしかしたら、
インターネットを使えば全国を相手にできるので、
どんな仕事でも取れると思ってらっしゃいませんか?

ところが、そうではないのです。
実は、インターネットに向いている業種とそうでない業種があるんです。

ここでも、インターネットの特性が絡んできます。

インターネットのメリットに、
全国を相手にできる」というのがあります。

チラシやダイレクトメールと異なり、
ほぼコスト無しで日本全国を商圏にできますよね。

確かにこれは大きなメリットなのですが、
よく考えてみてください。

あなたが普段行っている業務地域は、どこまでですか?
多くは近隣市町村、遠くても県内ではないでしょうか。

ほとんどの方は、地元企業や県内の個人が仕事相手ではないでしょうか。

私も、そうです。
ですから、たまに
他県への申請で郵送がきかない仕事を頼まれるとげんなりします。

行政書士は地元密着、
ローカルさを売りにしている方が多いでしょうし・・・。

つまり、全国が商圏になったとしても、
実際、遠くの仕事を受けられるかどうかなのです。

東京の行政書士が、九州の方の許認可を受注して、
打ち合わせして、役所に提出するなんてのは現実的ではありません。

また、商圏が全国になるということは、
ライバルも全国規模になることを意味します。

全国を相手にするとなると、
競争が熾烈になりますから、
広告宣伝費がすさまじく高くなります。

これでは、ネット集客のメリット、
「低コスト」を享受することができません。

以上のように、地理的・費用的な面で、
行政書士の業種にはネット集客に向き、不向きのものがあります。

ネット集客におすすめの業種

これらのことを考慮して、
ネットで集客するのに向いてる業種の特徴を挙げてみます。

  1. ローカルを相手にする仕事、地元密着の業種
  2. 他に扱っている人がわずかしかいない
  3. 自分には他の人にない特徴を持っている

要するに、ライバルが少ないところを狙います。
これらの業種の特徴は、ライバルが少ない分野の特徴でもあります。
ライバルが少なければ、後発組でも努力次第で何とかなります。

地方をターゲットにするなら、
後で解説するSEO(検索エンジン上位表示対策)も
全国を相手にするよりは容易なので、
成果が上がりやすいです。

ステップ4:アクセスを増やす、の「1.アクセスアップの様々な方法を知る」
でもお話ししますが、
私がおすすめするのは、地方をターゲットにするやり方です。

ちなみに、
あまり大きな声では言えませんが、
ネットなら、すでに多くの顧客を抱えているベテランと
パイの取り合いになることがありません。

ベテランは年配の方が多いので、ネットに参入できないのです。
私が開業当初からネットに力を入れてきた理由もここにあります。

ただ、これから時代が進むと世代交代が起こって、
ネットを使える世代がベテランになっていきます。

ですから、ホームページでの集客を始めるのは
間違いなく早い方が有利です。

以上のことを考慮して、
あなたがサイト上で専門性をうたう業種を選んでください。

次回は、選んだ業種の見込み客にどう訴えるかを考えます。
それには、理想の見込み客をターゲットに設定するのが有効です。

次回→3.ターゲットを設定する


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