4.なぜあなたのHPから売上が上がらないのか?

前回お話ししたように、
行政書士のホームページから売上を上げるための公式は、

アクセス数×反応率=売上 です。

このことからお分かりかと思いますが、
あなたのサイトから仕事が来るも来ないも、
アクセス数」と「反応率」の数値にかかっているのです。

というわけで、
これらの数値が下がる理由と、上げる方法を検討したいと思います。

「アクセス数」の分析

サイトへのアクセスが少ないと、当然ながら依頼も問い合わせも来ません。
人が来ないのだから当たり前ですね。
ですから、アクセス数を増やすことが集客の必要条件になります

アクセス数を増やすためには、大きく分けて「有料の方法」と「無料の方法」があり、
それぞれにメリットとデメリットが存在します。

メリット デメリット
有料 結果が出るのが早い 費用がかかる
外注しない場合、専門知識が必要
無料 費用がかからない 結果が出るのに時間がかかる
非常に手間がかかる

有料のやり方には、
PPC広告、メルマガ広告、バナー広告、紙媒体に出稿などがあります。

無料のやり方には、
SEO(検索エンジン上位表示対策)、ブログ・Twitter・Facebook等ソーシャルメディアの活用、相互紹介などがあります。

私もそうですが、
行政書士は、あまり広告宣伝に経費をかけられないと思います。
特に開業したての新人の頃は。

ですから、あまり経費のかからないネット集客をしたいと考えるんですよね。

それを考えると、やはり無料でのアクセスアップを目指した方がいいと思います。
あなたが地域密着の業種を扱うつもりなら無料で十分やっていけます
もし、広告を出しすのであれば、ある程度利益が出てからでも遅くないと思います。

ただ、全国のお客さまにリーチしたいとなると、有料の手段を考慮しなくてはなりません

これを読んでいらっしゃる方は、
地域密着型の方が多いでしょうから、無料の手法を前提にしていきます。

行政書士がネットから集客する際に、最も多いケースは検索エンジン経由だと思います。

それを考えると、アクセスが来ない理由としては、
検索エンジンで上位表示できていない」のが主な原因と考えられます。

上位表示対策、つまりSEOに関しては奥が深いため、
ステップ4:アクセスを増やす】で詳しく取りあげます。

「反応率」の分析

反応率とは、「ページを見た方が問い合わせに至る割合」のことです。 これが低いということは、ページを見てそのまま閉じられていることを意味します。

なぜ問い合わせに至らず、閉じられてしまうのかを考えるにあたっては、
あなたが検索する側になった時のことを思い出してください

何かの商品やサービスを探して検索をしていて、あるページを開いたとします。

  • そのページを読み進めるか?
  • それとも閉じるか?

何を見て判断しますか?

IT関連の調査機関が調べたところによると、
検索者が、開いたページを読み進めるか閉じるかを決める時間は3秒もかからないそうです。
ほんの一瞬、ぱっと見で、読むかどうかを判断します。

つまり、最初に見えた画面がすべてを決めると言っても過言ではありません。
そこに検索者が求めている内容が書かれているかどうかが、すべてを決めるのです。

この最初に見える画面のことを、
業界用語で『ファーストビュー』と呼びます。

サイトにアクセスがあっても、問い合わせが少ないとしたら、
9割がた、ファーストビューの内容に問題があります。

反応率を上げるページの構成と内容に関しては、
ステップ3:反応率の高いページを作る】を参照ください。

アクセス解析を導入しよう

以上のことから、「アクセス数」と「反応率」がいかに大事かお分かりいただけたと思います。
それでは、実際あなたのサイトの「アクセス数」と「反応率」はどうなっているでしょうか?
ここで、一度現状を把握してみてください。

もし、これまで「アクセス数」を計測してしないのでしたら、
すぐにでも計測することをおすすめします。

ネット集客を図ろうとするなら、
アクセス数の解析は、許認可で必要書類を調べるのと同じぐらい重要です。
これなくしては、入り口にも立てないと言っていいくらいです。

計測は、「アクセス解析」と呼ばれるツールを導入することで可能です。
有料、無料といろいろありますが、無料のもので十分です。

私のおすすめは「Google Analytics(グーグルアナリティクス)」です。
検索エンジンのGoogleが提供しているツールで、
無料で使えるにもかかわらず、詳細な分析が可能です。

ただ、初心者には使いこなせないくらい、いろいろな機能がありすぎて、
ハードルの高さを感じてしまうのが欠点と言えるかもしれません。
実際、私も普段利用しているのは、一部の機能だけだったりします・・・。

次回は、この「Google Analytics」の導入方法について解説します。

次回→5.「Google Analytics」の導入方法


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