1.どんな仕事をネット経由で取りたいかはっきりさせる

ネットから集客しようとする際に、まず考えなければならないことは、

どんな仕事をネット経由で取りたいか』ということです。

こう言うと、
全部の仕事を取りたいんだ
来る仕事は何でもやる」
業種を限定したりはしない
という方がほとんどです。

しかし、まことに言いにくいのですが、
そう考えている限り、ネットでの集客は見込めません。

何でも屋はネットでは選ばれない

これは、あなたに問題があるわけではありません。
インターネットというメディアの特性によるものです。

この特性を理解しないと、
ホームページからお客さんを呼び込むことはできません。

では、ネットの特性とは何でしょうか?
それは「パーソナル化」です。

日本語にすれば個別化ですね。

そう、ネット上では各個人が、
自分の好きな時に好きなことをできるのが
最大の特徴の一つになります。

インターネットが広まる前は、
困り事や調べ物を解決する手段と言えば、
誰かに聞いたり、書籍を調べたりするくらいでした。

そして、その中にある解決手段の中から、
自分の状況に一番近いものを選ぶしかありませんでした。

しかし、インターネットの中には、
無限ともいえる解決方法が提示されています。

自分が正に求めている手段を、探せば一つぐらいは見つけることができるんです。

つまり、問題と解決法がどんどん個別化・パーソナライズされているのが、
現代のネット社会の特徴なのです。


そんな中で、
何でもできます」というアピールをしても、
相手の心に響かないんですよ。

例えば、
赤ちゃんの夜泣きに困っているお母さんがネット検索した時、
子育ての悩みを解決します」と、
赤ちゃんの夜泣きを止める方法をお教えします」というページが出てきたら、
どちらが選ばれると思いますか?

「子育て」の方が広範囲を網羅するからいい、と思っているなら大間違い。

なぜなら、
子どもといっても、赤ちゃんから幼児、園児、小学生、中学生といろいろな上、
悩みに至っては、病気や勉強、しつけに姑の干渉・・・などなど
種類が多すぎて、何を対象にしているのか分かりません。

赤ちゃんの夜泣きに困っている母親に、
「子育ての悩み」と言ったところで自分のことだと思わないんです。

はい、勘のいい方は気づいたでしょう。
今の世の中は、各個人の悩みに、個別的にアプローチしていかないと
反応を得られないのです。

ステップ1で、「事務所案内から依頼は来ない」といった理由もここにあります。
パソコンの向こう側にいる見込客が求めているのは、何でも屋ではありません。
彼らが、今まさに困っていることを解決できる専門家なのです。

これを言い換えるなら、「専門家」であることが求められる時代と言えます。

だから、ホームページで訴えることは、
あなたが解決できる具体的な業務を大きく打ち出し、
その道の専門家であることを強調すること
】なのです。

あなたがやりたい仕事は何か?

以上のことから、専門性をアピールしなければ
ホームページで集客することは、難しいことがお分かりいただけたと思います。

ですから、ネットから成果が上がらない場合に、
改善点を検討するにあたっては、

  • あなたがどんな仕事をしたいのか?
  • どんな業務の専門家とであることをアピールしたいのか?

を最初に考える必要があります。

それが決まった後に、
サイトを修正するなり、作り直すなりしないと、
せっかく直したのに、全然効果がないということになりかねません。

もし、開業したてで、これから新規にホームページを作成しようとする方がお読みになっていたら、
このことを肝に銘じておいてください。

次回はこうして考えた「あなたのしたい仕事」が
ネット集客に向いている業種かどうかを検討します。


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