4.レスポンスデバイスを目立たせる

前回は、悩みを解決できることを真っ先にアピールすることが一番大事である
ことについてお話ししました。

今回は、次に重要な「レスポンスデバイス」について解説します。

レスポンスデバイスとは、
電話番号やE-mailアドレス、FAX番号など、
あなたに連絡を取ることができる連絡先のことです。

問い合わせ方法は電話が一番多いでしょうから、
まずは電話番号を、メールでの受け答えも行うならメールアドレスも
大きく、目立つように記載します。

行政書士の場合、書類のやり取りもあるでしょうから、
書類送付先の住所も目立たせるべきです。

どこに連絡すればいいの?

検索者が、あなたのサイトが自分の望みを解決してくれると判断したら、
次は、どうやって連絡すればいいかを探します。

そこで、電話番号なり、メールアドレスなりの
レスポンスデバイスが分かりやすく記載されている
ことが重要なのです。

前回の記事で、迷った脳はNoと言う、
と書きましたが、ここでも同じです。

せっかくあなたに連絡しようと思っても、
連絡先がどこに書いてあるのかわかりづらかったら、
探さずに、閉じて別なページに行ってしまうお客様が多いです。

インターネットの特徴の一つに、
「比較が容易」というのがあります。

楽天でも、Amazonでも、価格.comでも
商品を比較するのは簡単ですよね。

ネット通販が爆発的に普及した理由には、
値段や機能などを簡単に比較できて
自分が欲しい物を探しやすいということがあります。

行政書士を探す場合も同じです。

検索者は、丹念に探さないと欲しい情報が分からないようなページより、
すぐに欲しい情報を手に入れられる同業他社のページに
どんどん移っていきます。

ですから、
レスポンスデバイスを目立つ場所に大きく、目立つように
記載しておくことが重要なのです。

興味を持ってもらったのに、
連絡先が見つけにくいせいで、
他に移られたら、大きな機会損失で、もったいないです。

レスポンスデバイスを入れる場所は、 ページの上段・中段・下段にそれぞれ入れて
どこにスクロールさせても、すぐにわかることが望ましいです。

デザイン性より大切なもの

サイトの制作を、ホームページ作成会社やデザイン屋さんに頼むと、
とてもきれいなデザインで仕上がってきます。

でも、思ったほど依頼に結びつかないという感想を、
行政書士仲間でよく聞きます。

そういうページを見てみると、
これまでお話ししてきた要素が
すっぽりと抜け落ちている場合が多いです。

ホームページ作成会社やデザイン屋さんは、きれいなサイトを作るのが仕事です。
ただ残念ながら、集客に必要な要素を知らないことが多かったりします。

だから、おしゃれでも成果に結びつかないサイトになってしまうのです。

ホームページに必要なものは、
デザイン性よりも、見込客が求めている情報が分かりやすく書かれているかです。

素人くさい見た目でも、
必要なものさえきちんと書かれていれば、
ちゃんと依頼はきます。

私も開業したての時、
練習がてら作ったサイトで、素人丸出しのものがありますが、
未だに上位表示してますし、問い合わせもきます。

特に、地域密着型の業種なら、
競争もそんなに激しくありませんから、見た目にこだわる必要はありません。

デザイン性が必要になるのは、
全国対応の業種など、ライバルが多くて強い場合です。

それ以外であれば、これまで書いてきた基本を抑えるだけで
かなりの改善効果が見込めますよ。

次回は、サイトの滞在時間を延ばすのに効果的な、
画像の使用についてお話します。

5.画像を入れよう、に進んでください。


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