8.上位表示しやすいサイト構成

総合サイトか、専門サイトか?

行政書士のホームページを制作する場合、
その構成は、大きく2つの種類に分けられると思います。

総合サイト」か、「専門サイト」かです。

サイト構成
【総合サイトと専門サイトの構成の一例】

総合サイト

このタイプは、多くの行政書士の先生が作っている型です。

トップページに、事務所の名称があって、
取扱っている業務が、ずらりと並んでいるパターンです。
行政書士総合サイト

【総合サイトの例】

この構成で悪いことはないのですが、
SEOで集客することを考えた場合、
「弱い」と言わざるを得ません。

SEOは相対的なものなので、
ライバルが弱ければ、この型でも十分成果は表れます。

しかし、ライバルがネット集客を熟知しているとしたら、
不利になります。

その理由は、下記の「専門サイト」の解説をお読みになることで
お分かりいただけると思います。

専門サイト

専門サイトは、業種特化型のサイトとも言えます。
一つの業種に絞って、その業種のことだけについて記載するタイプです。

その業種のことしか書かないわけですから、
自然と専門性をアピールできるのが特徴です。

そして、このタイプの最大のメリットは、反応率の高さです。

他の業種や業務について、一切載せませんから、
訪問者を迷わせることなく、
目的の問い合わせまでスムーズに誘導することが可能です。

繰り返しになりますが、
混乱した脳はNoといいます

一つのページの中で、「せっかくだからあれも入れたい、これも言いたい」と、
いろいろな内容を盛り込んでいると、
訪問者の視線と注意は、あちこちに目移りしてしまいます。

開かれたページの目的は、あくまで問い合わせをもらうことで、
あなたの様々な業務を紹介することではありませんよね?

訪問者にたどり着いてほしいゴールは、「問い合わせ」ただ一つです。

これ以外に行く寄り道は、一切排除しなければ、
問い合わせの確率を減らすことになります。

このため、専門特化型のサイトは、
訪問者を混乱させないために、最適の構成と言えます。
結果、総合型のサイトより、反応率が高くなりやすいです。

専門サイト群を作る

専門サイトは一業種しか扱いませんので、

  • 「もっと、他の仕事もしているのに」
  • 「様々な種類の相談も受けたい」

などとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

当然、行政書士の仕事には、
数え切れないくらいの種類がありますから、
他の先生とかぶらないためにも、
いろいろな業種を扱うべきです。

こういう場合は、
まず、専門サイトを複数作ります。

その上で、
これらのサイトをまとめるサイトを別に作ることをおすすめします。

総合サイト型がトップダウンとすれば、
専門サイト群はボトムアップのイメージです。

行政書士専門サイト


総合サイトが事務所の名前にSEOをかけるのに対して、
専門サイトは、「業種+地域」でSEOをかけます。

この違いは大きいです。

検索者がなぜ検索エンジンを使うのかを思い出してください。
困ったことを解決するためですよね。

解決策を探すために打ち込むキーワード何ですか?
「行政書士」や「あなたの事務所名」をいきなり入力しますか?

打ち込むのは、 手続きの名前地域名でしょう。

検索エンジンの役割は、検索者が求めている答えを返すことです。

総合サイトと、専門サイト。
どちらが検索者に求められているかが分かれば、
どちらを採用すべきかの答えは出ますよね。

もし総合サイトを作るなら・・・

行政書士のホームページの中には、総合サイト型で強いものも見受けられます。

総合型でも強いパターンでは、
事務所の名前や先生の名前が、すでにブランド化している場合が考えられます。

俗に言う「ネームバリュー」です。

本を出版していたり、テレビ出演をしているなど、
知名度がある場合は、
事務所の名前や先生の名前が直接、指名検索されます。

そうなると、事務所の名前や先生の名前自体が評価されますので、
総合型でもサイト全体が強化されることになります。

もし、このやり方で行くなら、
PR活動やプレスリリース、メディア戦略、広告宣伝といった、
露出を高める方策を取る必要があります。

もし、
今ある総合サイトを使うしかない
といった事情があるなら、取るべき対策は、

  • 個別ページを専門化して、ページごとにタイトルタグを最適化する
  • 最適化した個別ページごとに、アンカーリンクにキーワードを含めた外部リンク対策をする

ことになります。
個別ページのコンテンツに関しては、ステップ3を、
アンカーリンクと外部リンクに関しては、
Google検索エンジン最適化スターターガイド」を参照してください。


次回は、依頼につながりやすい、良質なアクセスを呼び込むことについてお話します。

9.良質なアクセスを呼び込む、に進んでください。


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